リハの働き方

訪問リハビリへの転職を考えているセラピスト必見!後悔しないための質問と見極めポイント

訪問リハビリは会社によって働き方や待遇面、学習環境が大きく異なります。
そのため転職時の質問でその会社の運営方針を見極めることが重要です。

例えばこんな失敗も…
  • 個人経営の訪問リハビリ企業に転職したけど学習環境が整っていなかった…
  • 訪問件数が少なくて想像したより給与が低かった…
  • 病院の訪問リハビリに転職したけど空き時間には病院に戻って別の仕事をやるため忙しい…

このように、転職した後に「思っていたのと違った…」とならないために、
面接時に聞いとくべき質問内容と見極めポイントをまとめました。

訪問リハビリに転職する際にすべき質問内容

平均的な月の訪問リハビリ時間

インセンティブ制、ボーナス制に限らず、訪問リハビリは訪問時間によって収益が大きく左右されます。
各セラピストの訪問時間が平均して月100時間を超えている企業であれば、営業力があり安定した運営をしていると予想できます。入社後も比較的早い段階でインセンティブを得ることが期待できます。
逆に平均して月80時間の訪問時間を下回る場合はランニングコスト面の不安や営業力不足が考えられ、入社しても新規利用者が少なく、安定してインセンティブがつかないことも考えらます。

 

月に何人の新規利用者の申し込みがあり、
平均してどれくらいの期間でインセンティブが発生するか

週5日勤務で1日5人の訪問リハビリを実施する場合、安定してインセンティブが発生する担当利用者数の目安は15~25人ほどです。(80時間以上でインセンティブ発生、週2回介入する利用者含むと想定した場合)
担当ゼロからインセンティブが発生するまでどれくらい期間がかかるかは新規利用者の申込数で決まります。
例えば、新規利用者の申し込みが月1~2人の場合はインセンティブが発生するまで半年以上かかることになります。
経営者の営業力や、その会社の居宅介護支援事業所からの評価を測る目安ともなるので、平均的な月の新規利用者の申込件数を聞いとくことをオススメします。

 

訪問範囲

転職でインセンティブ制の訪問リハビリテーションを探す際には、セラピストの人数が少ないのに訪問エリアが広い事業所は注意が必要です。

セラピストの人数が少なく訪問エリアが広すぎると患者さんの位置にバラつきが生じ、移動に30分以上かかることもあるため訪問件数が少なくなります。

例えば1日に6回移動し、1回の移動に30分かかると想定すると、
30分×6回=180分
となり、1日のうち3時間も移動時間に費やすことになってしまいます。
それぞれの移動時間を10分短縮することができれば1日1時間、月では約20時間のプラスとなり、インセンティブが1時間4000円として計算すると8万円もの差になるのです。

広範囲に訪問エリアを広げている会社は利用者が増えやすいメリットがありますが、エリアが広すぎると移動時間が多くなってしまうデメリットや、他にも渋滞があると焦ってしまい事故の原因となる、昼休憩の時間も移動する必要があるため落ち着かない、患者間が離れていると予定変更や振替がしにくいなど、デメリットのほうが大きい場合がありますので、注意が必要です。

勉強会の頻度、内容を確認する

訪問リハビリは病院やクリニックと比べると学習環境が整っていないと言われます。
特に小規模・個人経営の訪問リハビリの場合、勉強会をまったく行わない会社もあれば勉強合宿を行う会社まであり、学習環境に大きな差があります。
勉強会の頻度、外部セミナー参加時の補助の有無、勉強会の内容など、どれくらいのレベルの学習環境なのかを面接時に確認しときましょう。

 

空き時間の過ごし方

訪問リハビリは利用者さん都合でのキャンセルが頻繁にあります。そうするとキャンセルされたリハビリ時間と移動時間を合わせて1~2時間の空き時間ができてしまうことも珍しくありません。
会社の方針によって空き時間の過ごし方が異なります。居宅介護支援事業所へ営業する場合や、ステーションに戻って事務作業の手伝いをする会社もあれば、スケジュール調整して早めに退勤できる会社や、昼寝や読書など自由時間としている会社もあります。

 

入社と同時期に退職者がいるかどうか

インセンティブ制の場合、インセンティブを安定して得るまでにかかる時間は会社の営業力と利用者さんの状態、入社時のタイミング次第で大きく左右されます。
一番早くインセンティブを得ることができるのは入社と同時期に退職者がいる場合です。
この場合、その退職者の担当患者をそのまま引き継ぐことが可能となり、短期間でインセンティブを得ることができます。

 

昇給の有無と評価内容

求人情報には「基本給○○円~」「インセンティブ1時間△△円~」とありますが、その昇給額、昇給方法を確認しときましょう。

というのも会社によって昇給するのが基本給なのか、インセンティブなのかが異なります。毎年基本給が数千円ずつ上がっていくこともあれば、ある一定の条件を満たすことでインセンティブが上がることもあります(例:1時間4000円⇒4200円にアップ)。

基本給が昇給する場合は1年で大きな年収アップはありませんが、長く働き積み重なることで将来的に安定した収入を見込めます。

一方、インセンティブが上がる場合は月給が数万円上がることも珍しくなく、年齢に関係なく大きな年収アップが見込めます。
しかしインセンティブの支給額は、リハビリ報酬から経費を差し引いた金額であるため限度があり、一定額までしか上がりません。
そのため早い段階で昇給がストップし、長く勤めても年収が上がらなくなる可能性があります。

 

事故時の補償

訪問リハビリは車、自転車での移動が多いため事故のリスクがあります。
車の場合はドライブレコーダーの有無や、万が一事故を起こしてしまった場合の会社のサポート体制、保険の種類、損害時の自己負担割合などを聞いときましょう。
自動車保険に未加入の会社では事故時の損害額を全額負担させられる場合もあるため、自賠責保険だけではなく、車両保険や賠償保険などの自動車保険も加入しているかを確認しておきましょう。

 

最後に
訪問リハビリは病院と異なりスタッフ間の接点が少なく学習環境に差があることや、車での移動が多く事故の可能性があること、会社独自のインセンティブ、働き方など様々です。

転職をする際は面接時の質問から会社の特徴を見極め、自分に合った訪問リハビリの会社を探してみて下さい。

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